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2014年10月01日
日本の紅葉をぜひ見たいということで、昨年10月末にブラジルのクリチバ市から70歳代のご夫婦が金沢に来られました。お二人ともブラジル日系二世ですが、日本語が達者なので、安心して金沢をご案内できました。
金沢での宿泊は湯涌温泉を予約しましたが、ブラジルでは他人と一緒にお風呂に入る習慣がないので抵抗感があったことや、各部屋に料理を運んでいただき夫婦だけで食事ができるシステムに新鮮さを感じたことなどを興味深く話をされました。 そして、来日の一番の目的である紅葉狩りに白山スーパー林道へご案内したところ、林道の中間あたりからの一面の紅葉にお二人の感動のため息と涙を見ました。父や母の祖国日本の四季。しかも全山錦秋の景色に万感迫る思いがあったのでしょう。そして買ってきたお弁当を開いたところ季節感溢れるその内容に「美しい」と、ただ、ただ感動され、お弁当の写真を何枚も撮っていました。そして、お二人が言っていたことは、日本の文化は四季から生まれている。このお弁当もそうだし、日本の朱に染まる紅葉は、世界でもあまり見ることができないから、世界遺産に登録したらどうでしょうかと。 このように、日本には、日本人自身に気がつかない四季から生まれた日本人の独特の感覚というものがあります。 「雨月」や「秋深し」も季節感溢れる言葉です。和食がユネスコの無形文化遺産に認められた今日。この素晴らしい日本文化を我々は世界に発信していかなければならないと考えております。
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2014年03月26日
日本国の教育の根幹である教育基本法には「伝統文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」とあります。
この法が平成18年に制定されてから7年経過した昨年12月、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。 この理由として、「新鮮な食材と調理」「年中行事との関わり」「優れた栄養バランス」「美しさ、季節の表現」が主な理由でしたが、我々が毎日口にしている食事の素晴らしさが世界に認められたことは大変嬉しいことであります。 このように、日本が世界に誇れるものはまだまだたくさんあります。「浮世絵の遠近法」「世界のホテルマンが賞賛する日本人のマナー」「欧米の本の開き方まで変えた漫画文化」「朱に染まる紅葉」そして「武道」だと思います。 では、武道の特徴とはなんだろうと考えてみると、武道には多くの競技があるなかで、それを一つにまとめて特徴を述べるのは大変難しい面がありますが、チームゲームでは自分がシュートできなければ、他の選手にパスしてシュートしてもらうことができます。しかし、武道では自分自身がシュートしなければならず、シュートに向かっていい位置取りを得るため、どうしなければならないかを深く考え、多くの経験により解決策を見いださなければならないことです。 このように「他人を頼るのではなく、自ら解決策を見いだすために日々精進する」ということと、相手がいるから自分の技や心が成長できるんだという相手を尊重する「礼」の心が武道の大きな特徴の一つであり、日本人が世界に誇れる偉大なる文化だと思います。
| 日記 | 02:00 PM | comments (x) |
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2013年09月01日
今年の夏は例年にない暑い日が続きました。
土佐の四万十市では、40度を超える日が4日間続いたことや、日本各地の集中豪雨、さらに竜巻の発生など日本中で異常な気象が続いております。しかし、毎年このような異常な気象が続くようでは、これはもはや異常気象といえず、これからの日本の気象はどうなるのだろうかと案じております。 さて、県立武道館にも、武道着に着替えただけでも汗が出るこの暑い中、熱中症をものとはせず、多くの方々が稽古にいらっしゃいます。 なぜ稽古に来館されるのか、その理由を聞きました。 1 仲間づくり 一緒に稽古したり、試合や練習会などで励まし合っている仲間がいるから、その仲間たちと一緒に稽古をしたい。 2 技術の向上 自らの技術の向上のため、目標を定めて稽古に精進している。 3 健康志向 夏の暑さに耐えることにより身体に抵抗力をつけ、心身を鍛え健康管理に励んでいる。 この3点がとくに多いようです。そのほかに「テレビや実際に武道をやっている凛々しい姿に憧れた。」「以前にやった経験があり、もう一度挑戦し、高段位を目指したい。」など、それぞれ始めた動機は様々です。 そして、実際に稽古を続けると、高段者の先生方の「強さ」や、「立ち振る舞いの綺麗さ」、そして、「存在感そのものからにじみでる美」が多くの人々を引きつける大きな魅力となっているのだと再確認しました。
| 日記 | 12:00 AM | comments (x) |
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2013年04月24日
平成25年4月1日から、館長として着任した寺内泰良です。
みなさんと一緒に石川県立武道館を県民の武道振興と競技力向上の中核的施設として、全国に誇れるよう盛り立てていきたいと考えておりますので、今後ともご協力をお願いします。 さて、4月21日(日)は、小雨が一日中降る中、柔道・剣道の大会と弓道の審査会が開催されました。当日の館内は朝から役員・選手・受験生・保護者・応援の方々でいっぱいとなり来館の皆様の下足は下足箱に入りきれなく、エントランスの床の上に置く人も大勢いました。しかし、そのため、ぬれた靴の上を踏んで入館するので靴下がぬれたり、靴が散乱する状態でした。早速、武道館職員と話し合い、次回から三道が同時開催される場合、多数の入館者が予想されるので、会議室側の入り口も開放し、会議室を利用する「道」の方々はそちらの方からも入館していただくことになりました。 また、弓道の審査会開催時には、エントランスホールは待機している受験生でいっぱいになるため、できるだけ空いた部屋を開放するように配慮しようということになりました。 このように、新しく来た職員は、今までと違った観点からものを見ることができ、今までは、「当たり前だ」、「仕方がないんだ」と問題意識を持たなかったことでも、「何とかできないかな」、「なぜなんだろう」と考えることができるため、今後は多くのみなさんのご意見を聞きながら、武道館としてできることは素早く対応し、より安全で快適な施設としてご利用していただきたいと考えております。そして、もう一つの設置目的である「県民に親しまれる武道館」を目指しておりますので、お気づきの点はいつでもご意見をお寄せください。
| 日記 | 03:00 PM | comments (x) |
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2012年09月30日
新年7月から8月は武道館として盛りだくさんの行事が行われます。
錬成大会や指導者研修会など、猛暑の中で行われる稽古は、武道の伝統的な習わしとして、古来暑中稽古と称されるものです。今夏も小学生から一般の方までの参加のもと、多くの成果を収めながら無事終えることができました。 今回の武道館だよりには掲載されていませんが、唯一能登地区(能登町)で行われた8月末の剣道の錬成大会では、小中学生の子どもたちが歯を食いしばって頑張っている姿が印象的でした。3日間の最終日、泣きながら稽古を続けている一人の中学生。その姿から苦しい稽古に耐えながら取り組んでいる少年剣士の息づかいが面がねを通して伝わってきます。 今回は、3年前の剣道世界選手権で日本チームの総監督を務められた加藤先生をはじめ、中央講師を含めた指導陣の先生方に温かく熱い指導をいただきました。 閉会式に臨むにあたり、加藤先生から「心を鬼にして鍛えました。子どもたちは本当によくついてきました。館長から大いにほめてやってください」という言葉添えがあり、疲れ切った表情ながらも、子どもたちには充実感いっぱいの錬成となりました。充実感や達成感がこれからの大きな自信につながっていくものと思います。 そして、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した柔道の松本薫選手のような心身ともにたくましい選手に育ってほしいと願っています。
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