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平成22年度 10月館長室から
 武道では、夏の最も暑い時期の稽古は、古来暑中稽古や土用稽古と言われ、寒稽古と並んで精神面を鍛える厳しい稽古が習わしになっています。今年は、夏の土用(立秋の前18日間)の時期が2倍にもなったかと思われるくらいの厳しい暑さが続きました。
 その後、彼岸も過ぎてようやくしのぎやすい季節となり、小学生をはじめ当武道館教室生の稽古も、一段と動きがよくなってきました。
 剣道教室では、今年4月から開始時間前に道場に出て、「先生、見てください」といって、自分から竹刀の素振りをする「ちびっ子剣士」が数名現れました。そして、先日からさらにその人数が増えてきました。
 更衣室でおしゃべりをしながら着替えに手間取り、開始時間に遅れがちに道場に入っていた子どもが、少しずつ意欲的に稽古に参加できるようになり、日々たくましくなっていく様子が目に入ってきます。
 自主的で意欲的に稽古に参加できるようになると、生活の切り替えが早くなり、「文武両道」を実践できる基礎・基本が身につくことになります。


 「勉強は、しんどいけど、おもしろい」という子どもが成績を伸ばすのと同じように、「稽古もしんどいけど、おもしろい」という前向きの気持ちを持つようになって、強くたくましい剣士に育っていきます。
 挨拶や返事ができない、準備がきちんとできない、すぐ言い訳をするといった子どもたちが増えている中、武道を通して、「ならぬものはならぬ」という姿勢と、きめ細かく手を差しのべる努力を片時もおろそかにしてはならない使命が武道館にはあると考えています。

| 日記 | 11:30 AM | comments (x) |
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