2012年09月30日
新年7月から8月は武道館として盛りだくさんの行事が行われます。
錬成大会や指導者研修会など、猛暑の中で行われる稽古は、武道の伝統的な習わしとして、古来暑中稽古と称されるものです。今夏も小学生から一般の方までの参加のもと、多くの成果を収めながら無事終えることができました。 今回の武道館だよりには掲載されていませんが、唯一能登地区(能登町)で行われた8月末の剣道の錬成大会では、小中学生の子どもたちが歯を食いしばって頑張っている姿が印象的でした。3日間の最終日、泣きながら稽古を続けている一人の中学生。その姿から苦しい稽古に耐えながら取り組んでいる少年剣士の息づかいが面がねを通して伝わってきます。 今回は、3年前の剣道世界選手権で日本チームの総監督を務められた加藤先生をはじめ、中央講師を含めた指導陣の先生方に温かく熱い指導をいただきました。 閉会式に臨むにあたり、加藤先生から「心を鬼にして鍛えました。子どもたちは本当によくついてきました。館長から大いにほめてやってください」という言葉添えがあり、疲れ切った表情ながらも、子どもたちには充実感いっぱいの錬成となりました。充実感や達成感がこれからの大きな自信につながっていくものと思います。 そして、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した柔道の松本薫選手のような心身ともにたくましい選手に育ってほしいと願っています。
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