2022年03月09日
館長室の蔵書に「石川県剣道教科書(石川県剣道研究会編) B6版 190ページ」があります。発行は東京の文学書院、初版は昭和9年(1934年)、歴史を感じる一冊です。
ページをめくると剣道の基本的技術をはじめ、「下腹に力を入れよ。剣道において最も大切な事」、残心に関しては「斬るときは心残りなき様にせよ。斬った場合は心を残すようにせよ。」など、技術以外についても書かれています。 また、郷土の剣客に関するページには、末森城の戦いや関ヶ原の戦いなどで戦功を挙げ「名人越後」と称された加賀藩の富田越後守重政(とだ しげまさ)をはじめ、名人達人と言われた人たちが紹介されています。 ネットで検索した限りですが、全国的にも「○〇県剣道教科書」なるものは見当たらないようです。そうした中で、戦前に本県オリジナルの剣道教科書が発行されていたことは凄いことです。剣の名人達人を多数輩出してきた土壌が発行の機運につながったのかもしれません。 今日も剣道場から現代の名人達人、将来の名人達人の熱気あふれる竹刀の音が聞こえてきます。
| 日記 | 08:44 AM | comments (x) |
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2022年03月07日
今回より、シリーズで名言を紹介します。
勝つ意欲はたいして重要ではない。 そんなものは誰でも持ちあわせている。 重要なのは、勝つために準備する意欲である。 ボビー・ナイト(米国のバスケットボールコーチ)
| 日記 | 12:44 PM | comments (x) |
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2022年03月07日
当武道館の2階~4階の白壁の廊下には、通気や明かり取りのための格子窓が取り付けられています。(写真左)
そのどっしりとした重厚な窓は、内側の格子をスライドさせると完全に閉め切ることもでき、まるで頑強な城の窓のようです。(写真右) ご来館の折には、こうした伝統的建築についてもお楽しみいただければと思います。
| 日記 | 08:00 AM | comments (x) |
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2022年03月06日
本日、石川県弓道連盟主催の第50回石川県弓道大会(分散会場)が行われています。
時折、雪もちらつく肌寒い天候ですが、選手の皆さんの熱い戦いが繰り広げられています。 心地よい命中音を聞きながら、50回の歴史の重みを感じています。選手の皆さんのご健闘をお祈りするとともに、これまで本大会の開催にご尽力されてきた関係の皆様に心から敬意を表したいと思います。
| 日記 | 12:51 PM | comments (x) |
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2022年03月05日
剣道場では朝から高校剣道部の熱心な稽古が行われています。
監督の先生の話を身を入れてきき、学び取ろうとするその姿から、「聞く」ではなく、「聴く」という文字が頭の中に浮かびました。 そういえば、四字熟語の「洗耳恭聴(せんじきょうちょう)」にも「聴」が使われています。 ※洗耳恭聴:相手の話を耳を澄まして礼儀正しく拝聴すること。
| 日記 | 11:47 AM | comments (x) |
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