2022年12月13日
晩秋の雨上がりのある朝のことです。屋内相撲場周辺を巡回中にとても不思議な光景を目にしました。一本の木が息をしています。
えーっ??・・・ おそらく雨で樹皮についた水分が朝日を受けながら蒸発する時、差し込む光の角度や風向き、湿度、温度、私の立つ位置など、いくつもの条件が重なり、吐く息のように見えたものと思いますが、紅葉が終わった今、葉のない木に対するわれわれの関心は、どちらかというと薄れてきています。そうした中、われわれにその存在をアピールするために白い息を見せてくれたのかと勝手に荒唐無稽な解釈をしています。 そのあと、周りにある木を何本も見ましたが、呼吸しているのはあの木だけでした・・・。もう一度、あの木のところへ戻り、お疲れさまと念じながら、色とりどりの葉を支ええてきた枝やその枝を支えた幹をじっくり眺めました。館内へ戻る途中、もしかしてと振り返ると、さっきまで見えていた白い息は見えなくなっていました。(見る角度がまったく変わったため、当然といえば当然ですが・・・) 見事な紅葉を楽しませてくれていた時は葉の方ばかりに目が行き、その葉を支える枝や幹のことを意識することはほとんどありませんでしたが、呼吸を見せてくれたおかげで紅葉という大役を終え、ゆっくりと休む一本の木とコミュニケーションを深めることができました。
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2022年12月12日
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2022年12月11日
山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。
松下幸之助(実業家、発明家、著述家) ※武道館最上階から見たうっすら雪化粧の医王山(撮影 R4.12.3 16:30)
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2022年12月10日
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2022年12月09日
日照の減少や気温が低下してくると、葉が作り出すエネルギーよりも使うエネルギーが多くなるため、木は光合成活動を低下させ、葉を落とす準備をスタートします。これが紅葉の引き金と言われています。
紅葉のあと、地面に落ちた葉は微生物によって分解され、その養分は土壌を介して木をはじめ多くの生物に届けられます。 「落ち葉」は木の冬支度のためだけでなく、次へつなぐという自然界の壮大な循環の立役者もこなしています。そんな重要任務を果たす「落ち葉」に敬意を表し、最終回は「落ち葉」特集としました。 晩秋の訪れを告げながら地面で休む姿もなかなかです。
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